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低用量ピルで避妊の悩み解消

低用量ピルとは?

トリキュラーとは

低用量ピルは、「経口避妊薬」のことです。

ピルという呼び名は一般的になりますが、英語では「Oral Contraceptives」の頭文字をとり、「OC」と呼ばれています。

妊娠を望まない女性が低用量ピルを正しく服用することで、 セックスによる妊娠を防いでくれるお薬になります。

コンドームと比べると、低用量ピルのほうが避妊確率が高く、 男性に任せる必要もなく、女性の意思で避妊することができます。

低用量ピルは、避妊効果以外にも女性には嬉しい副効果もあります。

低用量ピルの効果

効果

低用量ピルは、数ある避妊方法の中でも高い避妊効果が得られるお薬です。

しかも「男性任せ」ではなく、女性の意志で服用をはじめられ「望まない妊娠」の不安を取り除いてくれます。

ただ低用量ピルの効果って「避妊」だけではないんです。

実は低用量ピルに含まれている女性ホルモンには、避妊効果以外にも女性には嬉しい副効果もあります。

★ほぼ100%に近い確率での避妊効果

★女性にしかわからない生理トラブルへの効果

★肌荒れ、ニキビの改善効果

さまざまな効果があることから、低用量ピルは「ライフデザインドラッグ」なんて呼ばれることもあります。

またこれら代表的な効果プラス、病気の予防の効果なども低用量ピルにはあります。

いくつもの効果を発揮するのが、低用量ピルの中に含まれる女性ホルモンになっています。

エストロゲン・・・卵胞ホルモン

プロゲステロン・・・黄体ホルモン

女性ホルモンのバランスが整うことで、生理前にイライラするなどのPMS(月経前症候群)などにも効果があります。

2つの女性ホルモンが身体だを守り、避妊効果プラスαで女性のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させてくれます。

低用量ピルのメリット・デメリット

どんなものでも気になるのが、良い面と悪い面です。

特に毎日服用の必要がある低用量ピルであれば、なおのことメリットとデメリットが気になるはずです。

低用量ピルのメリットとデメリットを簡単にまとめてみたので、下記で確認してみてください。

★メリット

・男性に頼らず、女性の意志で避妊ができる

・思春期から服用が可能

・旅行などの予定に合わせて生理日の調整ができる

など

★デメリット

・避妊目的では保険が利かない

・費用が高い(1シート28錠2,000~3,000円)

・女性ホルモンのバランス変化で吐き気などを感じることがある

など

低用量ピルはホルモンのバランスを変化させることで、排卵をストップさせたりするお薬です。

なので「二度と妊娠しない」や「太る」などデメリットがあると考える方もいるようです。

先に答えを言ってしまうと、どちらもウソです。

一時的に低用量ピルで排卵をストップさせているだけなので、 服用を中止すれば再び排卵は起こるようになります。

また太るに関してですが、日本で行われた臨床試験では「±2kg」という結果がでています。

つまり低用量ピルを服用したからといって太る心配はありません。

低用量ピルの副作用

副作用

低用量ピルの服用によって女性ホルモンのバランスに変化が起こります。

すると身体が慣れる前の飲みはじめでは、副作用が起きることがあります。

★起こりやすい副作用

・頭痛

・吐き気

・むくみ

・不正出血

・胸が張る

など

身体が低用量ピルに慣れるまでの2ヶ月~3ヶ月は続くことがありますが、 徐々に症状は軽くなるので心配はありません。

不正出血に関しては、服用し忘れた時などに起こりやすくなります。

服用し忘れは避妊効果を失うことにもつながるので、注意が必要です。

★重い副作用

・血栓症

まず滅多なことでは起こりません。

ただし確率が0ではないので、念のために注意は必要です。

次のような初期症状が現れたら、すぐにお医者さんに相談するようにしてください。

・ふくらはぎに痛み

・足がつる

など

血液がドロドロになることで起こりやすくなるので、毎日十分な水分を補給するなど健康管理もしっかり行いましょう。

              

低用量ピルとタバコ

タバコ

低用量ピルを服用する場合、タバコを吸うことは良しとされていません。

添付文書の禁忌の欄には、次のような記載があります。

「35歳以上で1日15本以上の喫煙者」

これは心筋梗塞などの心臓や血管の病気が発生しやすくなるためです。

もし喫煙をしている方は、低用量ピルを服用する際は禁煙するようにしましょう。

              

低用量ピルとアルコール

アルコール

低用量ピルはお薬なので「アルコールは控えないと」と考える方もいると思います。

低用量ピルを服用している時にアルコール飲んだからといって、避妊効果が薄れることや悪酔いすることはありません。

しかし低用量ピルは決まった時間に服用することが推奨されています。

ついつい飲みすぎて、次の日に低用量ピルピルを服用し忘れるなんてことも考えられるので、 ほろ酔い程度で抑えておきましょう。

低用量ピルの服用方法

服用方法

低用量ピルには、「21錠タイプ」「28錠タイプ」があります。

21錠タイプと28錠タイプどちらとも、実薬が21錠であることは変わりありません。

28錠タイプは、服用し忘れを防ぐために、毎日服用する習慣をつけるために、7錠偽薬がついています。

偽薬服用中が休薬期間となります。

なお28錠タイプの7錠は服用し忘れても、効果には影響ありません。

低用量ピルはコンドームなどに比べると、金銭的に負担は大きいものですが、 きちんと服用していれば、ほぼ100%避妊効果を得ることができます。

              

21錠タイプの服用方法

毎日決まった時間帯に1錠ずつ21日間服用し、その後7日間服用を中止するタイプです。

最後の1錠を服用し終えた後、7日間の休薬期間中に生理が起こります。

この28日間を1周期として、7日間の休薬期間を終えてから新しいシートの服用開始です。

              

28錠タイプの服用方法

服用し忘れを防ぐために、最後の7錠はホルモンの入っていない偽薬(プラセボ錠)がついたタイプです。

毎日決まった時間帯に1錠ずつ28日間服用し続けます。

偽薬(プラセボ錠)の服用期間中に生理が起こります。

この28日間すべて服用し終えてから新しいシートの服用開始です。

低用量ピルを服用できない方

服用方法

★乳がんや女性特有のがん(子宮内膜がん・子宮頸がん)がある、または疑いがある  がんがある、またはがんの疑いがある方が低用量ピルを服用すと悪化する可能性があるため。

★医師に診断されていない異常性器不正出血がある

性器がんがある、またその疑いがある方が低用量ピルの服用すると悪化する可能性があるため。

★血管や脳に疾患がある、またはその既往歴がある

血管や脳の疾患とは、血栓性静脈炎、肺塞栓症、脳血管障害などになります。

こういった場合に低用量ピルを服用すると、  身体の血液をかためる機能が高まり、症状が悪化することがあるため。

★喫煙している

心筋梗塞などの心臓病や血管系の障害のリスクが高まるため。

喫煙者の目安は、以下のようになります。

年齢:35歳以上

喫煙本数:15本/日

★前兆をともなう偏頭痛がある

偏頭痛の前兆とは、「閃輝暗点(せんきあんてん)」「星型閃光(ほしがたせんこう)」などです。

閃輝暗点・・・急に目がチカチカする

星型閃光・・・急にキラキラした光が見える

こういった偏頭痛の前兆症状がある方が低用量ピルを服用すると、脳卒中などのリスクが高まるため。

★心臓弁膜症がある

★血管に病変がある糖尿病の方

★抗リン脂質抗体症候群の方

心臓弁膜症・血管に病変がある糖尿病・抗リン脂質抗体症候群の方は、  低用量ピルを服用すると、血栓症など心臓、血管の障害が起こりやすくなるため。

★以下の条件に当てはまる方

・手術の4週間前以内

・手術後2週間以内

・産後4週間以内および長期の安静が必要な場合

こういった方が低用量ピルを服用すると血液をかためる機能が強まり、心臓、血管への副作用のリスクが高まるため。

★肝腫瘍を患っている方

症状が悪化することがある。

★脂質異常症(高脂血症)の方

血栓症などの障害が起こりやすくなるとの報告があります。

また脂質の代謝に影響を与える可能性があり、症状が悪化する可能性がある。

★耳硬化症

症状が悪化する可能性がある。

★妊娠中に「黄疸(おうだん)」「持続性そう痒症」「妊娠ヘルペス」などの既往歴がある

低用量ピルの服用により、症状が再発する可能性がある。

★妊娠または妊娠している可能性がある女性

妊婦さんの低用量ピル服用の安全性は確認されていないため。

★骨の成長が終わっていない可能性がある女性

低用量ピルは、思春期から服用することができるお薬になります。

ただ骨の成長が終わっていない女性が服用してしまうと、骨の成長を止めてしまうおそれがあります。

★ノービアを服用中の方

ノービアと低用量ピルを併用することにより、高い頻度で肝機能数値の上昇が確認されているため。

低用量ピルの注意点(併用禁忌薬)

服用方法

低用量ピルと一緒に服用してはいけないお薬があります。

以下のお薬を服用している方は、服用することができません。

・ヴィキラックス・・・C型肝炎のお薬

・ノービア・・・エイズ治療のお薬

また併用禁忌薬とは別に、併用することで作用が「強くなる」「弱くなる」あるいは、 「副作用が出やすくなる」お薬があります。

もし以下に該当するお薬を服用している方は、十分に注意して低用量ピルを服用してください。

★併用で作用が強まるおそれがあるお薬

・副腎皮質ホルモン(プレドニゾン)など

・三環系の抗うつ剤(トフラニール)など

・パーキンソン病の治療薬(エフピー)など

・免疫抑制剤(サンディミュン)など

・気管支喘息の治療薬(テオドール)

・胃潰瘍や逆流性食道炎の治療薬(オメプラール)

★低用量ピルの効果を弱め、不正出血のリスクが高めるおそれがあるお薬

・結核などの治療薬(リファジン)

・抗てんかん薬(フェノバール、アレビアチン、テグレトール、トピナ)など

・肺高血圧症などの治療薬(トラクリア)など

・過眠症や睡眠時無呼吸症候群などの治療薬(モディオダール)

・テトラサイクリン系の抗生物質(アクロマイシン)など

・ペニシリン系の抗生物質(ビクシリン)など

★併用により月経異常が現れた報告があるお薬

・水虫やカンジタの治療薬(ラミシール)

★低用量ピルの効果を弱めるおそれがあるお薬

・子宮内膜症や子宮筋腫の治療薬(スプレキュア)など

★低用量ピルの影響で作用が弱まる糖尿病治療薬

血糖値を下げる作用が弱まることがあるため、併用する際は糖尿病治療薬の用量の調整には注意が必要です。

・インスリン製剤

・SU薬

・スルフォンアミド系のお薬

・BG薬

★低用量ピルの影響で作用が弱まるお薬

・抗てんかん薬(ラミクタール)

・モルヒネ

・サリチル酸

・エイズ治療のお薬(ビラセプト、ノービア、プリジスタナイーブ、ビラミューン、ストックリン)など

・C型肝炎の治療薬(テラビック)

★低用量ピルの作用が強まるおそれがあるお薬

・エイズ治療のお薬(インテレンス、スンベプラ)

・抗真菌薬(ジフルカン、イトリゾール)

★お互いに作用が強まるお薬

・抗真菌薬(ブイフェンド)

★解熱鎮痛剤>

・カロナール

低用量ピルの作用が強まり、カロナールの作用が弱まるおそれがある。

★セイヨウオトギリソウ含有食品

低用量ピルの効果を弱め、不正出血のリスクが高まるおそれがあるため、 服用期間中は、セイヨウオトギリソウ含有食品を摂取しないようにしてください。

まとめ

服用方法

初めて低用量ピルを使用する際は、さまざまな疑問、不安が多いとおもいます。

最初は気持ち悪さ、違和感といったものは、多くの方に出やすいものの、 2シート、3シートと服用していく中で、身体が慣れてくる方がほとんどです。

ただし違和感、体調不良が長く続いている場合は、

低用量ピルを処方した医師に相談するようにしてください。

望まない妊娠を防ぐために、女性は自分自身の身体を守りましょう。

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